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用語解説

あ行

赤水
 建物の配管等に鉄管を用いた場合、水中の溶存酸素などにより鉄が酸化(腐食)して赤サビが発生する。そのサビにより、水が赤くなる現象。
 水中の溶存酸素を取り除く事により防止できる。
アルカリ度
 水のpHを特定のpHにまで下げるために必要な酸の当量数をCaCO3(炭酸カルシウム)換算したもの。水の酸中和能力(緩衝能)の指標。pH8.3に下げるための酸消費量をPアルカリ度、pH4.8に下げるための酸消費量をMアルカリ度という。
安定度指数
(リズナー指数)
 リズナー指数ともいう。実際のpHと炭酸カルシウム飽和pH(pHs)により与えられる指数(=2pHs-pH)。水の腐食性、スケール性の指標。安定度指数が7以上は腐食性、6以下はスケール性を示す。
アンモニア性窒素
 アンモニウムイオンをその窒素量で表したもの。タンパク質、尿素などの有機性窒素の分解によって生成する。し尿、肥料、工場排水から有機性窒素が排出される事から、水の汚染の指標になる。
 遊離塩素と速やかに反応することから、水処理の障害になる場合がある。
イオン交換樹脂
 水などの溶媒中のイオンとイオン交換作用を示す合成樹脂のこと。大別して陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂がある。
 硬水の軟化や純水製造などに用いられる。
イオン交換膜
 イオン交換機能を持つ物質を膜状に成形したもの。電気透析などに用いられる。
一般細菌
 特定の細菌を指すものではなく、いわゆる雑菌の事で、病原性がないものがほとんどである。病原菌などによる水の汚染の指標。
 塩素や紫外線によって殺菌する事ができる。
EC
 → 「電気伝導度」を参照
Mアルカリ度
 → 「アルカリ度」を参照
SS
 Suspended Solid(懸濁物質)の略。水中に浮遊している、直径2o以下1μm以上の各種有機物・無機物の総量。単位はmg/L。
 水質汚濁の指標として、基準値が定められている。
塩素消毒
 塩素の酸化作用を利用して、有害な微生物を死滅させる方法。
 水道水質基準では、遊離塩素濃度で「0.1mg/L以上」と定められている。
SDI
 Silt Density Indexの略。水に含まれる微量の濁質成分量の指標の一つ。
 逆浸透膜処理を行おうとする液が、逆浸透膜にどの程度ファウリング(fouling=汚れ)を起こさせるかを示す半定量的な指標のひとつ。通常、SDIが3〜4以下となるように前処理する事が必要。
 ASTMD4189で定義されている。
 ( → 「ファウリングインデックス(FI値)」の項も参照)

か行

活性炭
 気体や液体の溶質を吸着する能力が高い、石炭やヤシ殻などを原料とする多孔質の無定形炭素。その性質を利用して脱色、脱臭、精製などに用いられる。また、触媒あるいはその担体としても用いられる。
活性炭ろ過装置
 活性炭が充填されたろ過装置。残留塩素の分解除去、色度成分の吸着などに用いられる。
カラーメトリ
 ミウラの登録商標。
 水中のイオン等を試薬と反応させた発色液に、特定の波長の光を透過させて濃度を測定する比色分析法を応用した装置。漏れ硬度、原水硬度、遊離塩素、溶存酸素などを測定する事ができる。
逆浸透(RO)法
 浸透圧の異なる溶液が半透膜を隔てて接するとき、溶液の浸透圧差に打ち勝つ圧力を浸透圧の高い溶液側に加えると、溶媒が浸透圧の低い溶液側に移行する現象を利用した処理方法。
 RO膜(Reverse Osmosis Membrane)と呼ばれるろ過膜の一種を利用する。高い圧力をかけることにより、水分子だけ通してイオンなどの水以外の不純物を透過しない。
逆浸透膜装置
 逆浸透膜を利用してイオン等の不純物を除去する装置。
 海水淡水化や純水製造、排水処理のために用いられる。
凝集剤
 汚濁水中に分散している粒子を集合させ、沈降を促進するために用いられる薬剤。
逆洗
 通常の通液法とは逆に、液を透過液側から原液側に流す事。
 膜ろ過においては、原液側の膜表面上に形成されたファウリング層などの堆積物をはがし、膜性能を回復させる膜面洗浄法を指す。砂ろ過などにおいては、成層したろ層を掻き乱して堆積物をはがし、蓄積された汚れを装置外に排出する洗浄法を指す。
クーリングタワー
 → 「冷却塔」を参照
限外ろ過法(UF)
 逆浸透膜と精密ろ過膜の間に位置し、分子の大きさにより分離を行う圧力ろ過法。分子量数百〜数百万程度の溶質または粒子をろ過・分離する。
硬度
 水中に含まれるミネラル分の内、カルシウムおよびマグネシウムの量を炭酸カルシウム量に換算したもの。 硬度含有量が多い水を硬水、少ない水を軟水(WHO水質ガイドランでは、硬度60mg/L未満が軟水)と呼ぶ。
 硬度が高い場合、冷熱機器の配管にスケールとして析出し熱伝導を阻害する、石鹸の泡立ちが悪く汚れが落ちにくくなるなどの問題を引き起こす。
 硬度分は軟水装置で取り除く事ができる。

さ行

残留塩素
 水中に残留している塩素のことで、遊離残留塩素と結合残留塩素を併せたもの。水道法により、水道水の消毒のために、給水栓で残留塩素を保持する事が義務付けられている。
殺菌
 微生物を死滅させるための操作。
紫外線(UV)
 紫外線(Ultraviolet)の略。10〜380nmの波長を持つ、不可視光線の電磁波。
 低圧水銀ランプによって発生する波長253.7nmの紫外線は、生命維持と遺伝情報の伝達に必要なDNAを破壊し、細菌などの活動を防止して死滅させる。
紫外線殺菌装置
 紫外線を用いて水中の細菌類を殺菌する装置。低圧水銀ランプが用いられる事が多い。
色度
 水の溶解性物質による類黄色あるいは黄褐色の度合いを示すもので、標準液に比較して色合いを度数で表す。 
 水道水質基準では「5度以下」と定められている。
純水
 塩類や微粒子、微生物の残骸などの不純物をほとんど含まない純度の高い水のこと。極めて純度の高いものを超純水という。
シリカ
 土や砂の主成分であり、ガラスの原料でもある。日本の天然水には、5〜100mg/Lと比較的多く含まれている。
除去率
 水処理工程において、水中のSSや特定の溶質などが減少した比率。
除鉄除マンガン装置
 特殊な接触酸化ろ材などを用いて水中の鉄・マンガンを除去する装置。
スケール
 何らかの要因(濃縮や濃度分極など)により、供給水の難溶解性物質の溶解度を超える事により析出したもの。
 ボイラや熱交換器の場合、酸化鉄や炭酸カルシウムなどが内壁を覆い、流量の低下や熱伝導率の悪化などを引き起こし、故障の原因になる。
砂ろ過装置
 砂などのろ材を用いた浮遊物除去装置。
スライム
 微生物・藻類やその死骸と水中の懸濁物質が混在した、粘性のある泥状の固まりを指す。スライムが冷却塔や熱交換器に付着する事をスライム障害という。
全蒸発残留物
 水中に浮遊したり溶解しているものを蒸発乾固したときに残渣として得られた物を指す。蒸発残留物の主な成分は、カルシウム、マグネシウム、シリカ、ナトリウムなどの塩類や有機物である。
 水道水質基準では、「500mg/L以下」と定められている。
精密ろ過法(MF)
 0.1〜数μm程度の細孔を持つ膜(MF膜)により、懸濁粒子を分離するろ過法。
ゼロケミ
 ミウラの登録商標。
 ボイラ管理のため化学薬品(ケミカル)の使用を、可能な限り0(ゼロ)に近づける、ミウラのオンリーワン水処理技術である。
 従来、ボイラの稼働に不可欠な水処理過程では、さまざまな薬品を使用していたが、『ゼロケミ』により、安全性の確保・エネルギー効率の向上・エコといった効果が実現され、特に食品メーカーなどにおいては、食の安全など切実な問題の解決につながる。
促進酸化法(AOP)
 促進酸化法(AOP: Advanced Oxidation Process)とは、オゾン、過酸化水素、紫外線などの物理化学的な処理手法を併用することでヒドロキシラジカル(・OH)などの強力な酸化力を持つ活性ラジカル種を発生させて、生物処理法では分解が困難な難分解性有機物などを効率よく酸化分解する方法。

た行

濁度
 水の濁りの度合いを表す単位。水1L中に標準物質であるカオリン(白陶土)1mgを含ませたときの濁りを濁度1度とする。ちなみに、純粋な水には濁りはない。 JIS K0101などで定義されている。
 水道水質基準では、「2度以下」と定められている。
脱炭酸
 水中の遊離炭酸を取り除く事。
超純水
 金属イオンや微生物などの不純物が極めて少なく、純度100%の水に限りなく近い高純度の純水。シリコンウェハの洗浄や医薬品の製造などに用いられる。
電気伝導度
 導電率、EC(Electrical Conductivity)とも呼ばれ、電気の通しやすさを示す。水の場合は電解質(食塩など)が電気を運ぶ役割を担い、その量が多いほど電気も多く流れる。電気伝導度が高ければ、水に含まれる不純物量も多い。

な行

軟水
 硬度(「硬度」の項参照)の低い水のことで、WHO(世界保健機構)の基準では硬度0〜60mg/Lの水とされている。
 軟水には肌にやさしい、水あかがつきにくいなどの特長があり、ミウラでは用途に合わせた家庭用軟水装置や業務用軟水装置も提供している。
軟水装置
 陽イオン交換樹脂が充填された装置。水中の硬度を除去する。
ナノろ過法(NF)
 逆浸透と限外ろ過の中間領域の分離を行う膜処理。

は行

pH
 水溶液の水素イオン濃度の表し方の一つ。 pH7のとき中性、pH>7ではアルカリ性、pH<7では酸性。
 pHの低い水は概して遊離炭酸(CO2)が多く、飽和指数が低く、金属腐食を促す。
Pアルカリ度
 → 「アルカリ度」を参照
腐食
 金属がそれを取り囲む環境によって、化学的、あるいは電気化学的に溶解する事を指す。
 水中の溶存酸素や腐食促進因子である塩化物イオン、硫酸イオンなどにより、金属配管が腐食するため、溶存酸素を除去したり、イオンバランスを変えることによって、腐食を防止できる。
フロック
 液中に分散している微粒子が結合して粗大な一個の集合体を形成することをフロキュレーション(凝集)といい、生成した集合体をフロックという。
 砂ろ過装置ではフロックを除去する。
ファウリング
 膜自体の構造は変化しないが、給水中の濁質や酸化鉄等が膜表面に付着して、膜を汚染すること。
 ファウリング(fouling=汚れ)が起こると膜の差圧の上昇や処理水量の低下が起こる。
ファウリングインデックス(FI値)
 逆浸透膜処理を行おうとする液が、逆浸透膜にどの程度ファウリングを起こさせるかを示す半定量的な指標のひとつ。通常、FI値が3〜4以下となるように前処理する事が必要。
 JISK3802で定義されている。
 ( → 「SDI」の項も参照)
ボイラ薬品
 ボイラ配管を腐食、スケールから守る複合清缶剤や、復水(ドレン水)配管を腐食から守る復水処理剤など、さまざまな種類の薬品がある。
飽和指数
(ランゲリア指数)
 ランゲリア指数ともいう。実際のpHと炭酸カルシウム飽和pH)pHs)の差(=pH-pHs)の事で、炭酸カルシウム成分の飽和度を示す。飽和指数が正か0に近い負の水中で表面に析出する炭酸カルシウム皮膜により鉄は防食される。負に偏れば、腐食が継続する。+0.6〜1が最適範囲。

ま行

膜式脱気装置
 気体を透過するが水を透過しない中空糸膜を用い、水中の溶存気体を除去する装置。
 主に水中の溶存酸素を除去する目的で用いられる。
膜ろ過法(膜分離法)
 連続した組織の間にある孔を利用して分離操作を行うもの。膜は孔の大きさによって精密ろ過(MF)膜、限外ろ過(UF)膜、ナノろ過膜(NF)、逆浸透(RO)膜の4種類に分けられる。
水分析(水質調査)
 水の中に含まれるさまざまな成分を、分析によって明らかにすること。大別すると飲料水などこれから利用する水、排水など捨てる水、河川など環境水の分析がある。
 ミウラでは一日平均1500本以上の水分析を行い、日本各地の膨大な水処理情報を蓄積している。

や行

遊離炭酸
 水に溶けている二酸化炭素(CO2)の濃度。pH、飽和指数を下げ、金属の腐食を促す。
溶存酸素(DO)
 水中に溶解している分子状の酸素のことで、DO(Dissolved Oxygen)とも呼ばれる。
 常温(15〜25℃)の水では、通常8〜10ppm程度である。
 鉄管などの金属の腐食原因となる。

ら行

冷却塔
 冷却塔は冷凍機から冷却水に伝達された熱を大気に放出するために設置される。熱を伝達された冷却水は冷却塔に運ばれ、冷却ファンにより冷却水の一部が蒸発し、その蒸発潜熱により残りの冷却水を冷却する。通常、蒸発量は冷却水循環水量の約1%で残りの冷却水の温度を5〜6℃程度低下させる。
ろ過
 紙や高分子膜などの多孔質の物質や粒状ろ材を利用して、懸濁液(個体の微粒子が液体中に分散している混合物)中の微粒子を大きさに応じて分別する事。
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お客様の環境、用途・目的に応じた
「純水システム」をご提案します。

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