複数台の小型ボイラを制御してムダなく蒸気を作る、MI(多缶設置)システム。

エネルギーサービスを行うMCKBエネルギーサービス株式会社様と、環境保全にこだわるキリンビール滋賀工場様が選んだのは、24台もの小型貫流蒸気ボイラでした。3年もの時間をかけて行った工場の大規模リニューアル。ミウラの小型貫流蒸気ボイラを採用いただいた決め手は、少ない燃料でより多くの蒸気を作れるボイラの省エネ性能、そしてボイラの運転効率を追求できるミウラ独自の「MI(多缶設置)システム」です。蒸気の使用量や給水温度などの運転条件に合わせ稼働台数を増減させることで、CO2や稼働ロスの低減を実現。省エネ効果を高め、燃料代の大幅削減に貢献します。さらに、24時間ボイラの稼働状況を把握し、万一のトラブルを未然に防ぐオンラインメンテナンスもご好評いただいております。50年にわたりボイラに携わり磨いてきたソリューションを駆使して、お客様にも地球にも貢献したい。

ミウラはボイラを究めることで、世の中をもっともっとワク沸クさせていきます。

複数台のボイラを制御するMIシステム

キリンビール株式会社 様

キリンビール株式会社 様

「大地の恵みを未来につなぐ」という環境コンセプトに基づき、CO2排出量削減に積極的に取り組んでいるキリンビール株式会社様。日本全国の工場で次々とリニューアルを行い、琵琶湖の近くにある滋賀工場様も、2007年に3年にも及ぶ大規模リニューアルを実施しました。A重油から環境にやさしいガス焚きへの燃料転換を図り、24台ものミウラの小型貫流蒸気ボイラをご導入いただきました。さらに2012年の夏には電力不足への懸念を背景に、自家発電設備を設置。その排熱回収を担う排ガスボイラにミウラの製品を採用いただきました。

【キリンビール(株)滋賀工場様は、MCKBエネルギーサービス(株)様より蒸気を含めたエネルギーサービスを受けております。】

キリンビール株式会社 滋賀工場

設立/1974年 所在地/〒522-0342 滋賀県犬上郡多賀町敏満寺1600

キリンビール株式会社 滋賀工場様の導入機器一覧

ボイラ関連機器

排ガスボイラ関連機器

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小型貫流蒸気ボイラの導入により、CO2排出量30%削減に成功。

この方にお話を伺いました キリンビール株式会社 滋賀工場 エンジニアリング担当 エネルギー課 大西健之 氏

リニューアルの経緯は?

キリンビールはCO2排出量を削減するため、稼働30年を経過した日本全国の工場を対象にリニューアルを積極的に行っていました。滋賀工場は2007年に設備、機器のレイアウトを一新する大規模なリニューアルを実施しました。ビールや発泡酒、新ジャンル、ビールテイスト飲料のほか、ペットボトル用の飲料などを製造する多品種少量生産を担う工場として、機能性や生産性をより高める狙いがありました。

ボイラ選定のポイントは?

温暖化ガス排出削減が社会の大きな課題になっていたことを受け、キリンビールは全国の工場でA重油から都市ガスへの燃料転換を推進していました。その流れから滋賀工場では大型の水管ボイラからミウラの小型貫流ボイラを選定しました。実際には大規模リニューアルの1年ほど前の2007年にミウラの小型貫流ボイラを導入し、A重油から都市ガスに燃料転換を行ったことや負荷に合わせた台数制御などでボイラ効率が格段に向上し、CO2排出量を約30%削減することに成功しています。また、ミウラの小型ボイラなら省スペース化を図れるため、工場内の設備の適正配置を可能にし、エネルギーロス低減にも貢献していると認識しています。

導入後の評価は?

滋賀工場では製造工程の仕込みをはじめ、タンクや配管の洗浄、飲料の殺菌などの工程で蒸気を使っているのですが、以前のボイラより応答性が早く、MI(多缶設置)システムの台数制御により蒸気負荷コントロールを行える点を評価しています。24台導入していますが、MI(多缶設置)システムにより状況に合わせて稼働台数を制御したり、ボイラ一台一台に細かな設定ができるため、生産ラインの状態に合わせて最適な燃焼を実現できます。待機台数も減らせるので、燃料の使用量を減らせて効率面でもメリットがあります。

ビールをはじめ、発泡酒や飲料水など、さまざまな商品を製造している滋賀工場

24台もの「小型貫流蒸気ボイラ SQ」をミウラ独自のMI(多缶設置)システムでムダなく制御

関連機器を近くに配置するレイアウト方針は、「軟水装置」などのボイラの周辺機器にも適用

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メンテナンスへの信頼感があるから、本業に集中できる。

その他に評価していることは?

ミウラと保守契約を結んでいることで安心感を得ています。特に、メンテナンスですね。トラブルに迅速に対応してもらえることをはじめ、オンラインでの管理では気づかないような異常を感知して電話で注意を促してもらえたりするため、トラブルを未然に防げています。以前のボイラとは違い、ほとんどオール自動で人手や手間がかからない利点も実感しています。黒子として安心を支えてくれているため、ボイラに煩わされることなく本業に集中できているのです。

排ガスボイラを導入したきっかけは?

2012年の夏、東日本大震災の影響による電力不足の解消に貢献したいと考え、自家発電システムを設置し、その設備としてミウラの排ガスボイラを選定しました。ミウラにお任せした理由は2つあります。ひとつはミウラの排ガスボイラにおける豊富な実績、ふたつめは小型貫流ボイラでの保守運用に満足していることから生まれた信頼感です。

今後のミウラへの期待は?

すでに導入している機器も高い効率を発揮してくれていますが、ミウラにはさらなる省エネ化の推進を期待しています。導入コスト、保守運用など今のミウラの製品の良さを備えつつ、工場全体を網羅するような省エネシステムを提案してもらいたいです。

※オンラインメンテナンスは三浦工業(株)の登録商標です。

ボイラで製造した蒸気は麦汁の煮沸をはじめとするビールの仕込工程で使われている

都市ガスから電気、熱を作れるコージェネレーションシステムの「排ガスボイラECS」 工場リニューアルによるCO2排出量削減への取り組みを評価されて表彰

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高圧貫流蒸気ボイラSQ-7000新発売

ミウラが提供しているボイラは、小型だけではありません。

50年にわたりボイラ事業に携わってきたミウラは、さまざまな蒸気圧力に対応できる多彩なボイラをご用意しています。中でも2013年5月に発売になった高圧貫流蒸気ボイラ「SQ-7000」は、小型ボイラにとどまらないミウラの技術力を証明する自信作です。国内外のお客様にご支持いただき、15,000台以上を販売しているSQボイラシリーズ。その省エネ性能はそのままに、「SQ-7000」は新たな制御方式「高速連続制御(i-HV※:アイハブ)」を搭載することで、ボイラの燃焼をきめ細やかに調整して蒸気のロスを防止。お客様が求める蒸気量に合わせて最適な燃焼をすばやく実現します。高圧の蒸気でも、環境負荷の低減や効率の良さを求めているお客様におすすめです。

※i-HVは商標出願中です。

高速連続制御 i-HVを搭載し、蒸気のわずかなムダを防ぐ「SQ-7000」