私が、ワク沸クミウラです。 ワク沸クを大切にする、ミウラ人の情熱をご紹介します。

  • 1.未利用熱を活かす挑戦
  • 2.世界中の海を守る決意
  • 3.暮らしを変える水の探究
  • 4.工場の安心を支える使命
  • 5.省エネを先導する熱意
  • 6.世界に広がるものづくり精神

コスト削減のヒントが、残り湯に浮かんでいました。

残り湯の熱を活かす新製品。設計者は、入社2年目のほぼ新人。

1.前例のない製品開発、始動

工場には50℃前後の温水がたくさん余っている。それに別の部署の方が気づいたのが、きっかけでした。50℃前後の廃温水の熱でボイラ給水を温める、新しい試みとなる製品開発プロジェクトが始まったのです。根幹を担うのは、熱を集めて運ぶヒートポンプ。その研究を先行して実施していた社員を含めた新しい設計チームが作られ、独自の熱回収システムの構築をめざすことに。

といっても、ヒートポンプはミウラでは未開の技術領域。入社2年目の私だけでなく、チーム全員にとっても、ほとんどゼロからのスタートでした。さらに問題はヒートポンプだけではありません。たとえば、廃温水は実際どのくらいあるのか。食品工場をはじめ、さまざまなお客様のもとへ出向き調査を重ねました。また、特許関連だけでも200件以上もの参考文献を、それこそ昼食時でも読みあさったり、冷媒の国家資格取得のために勉強したりもしました。

そうして手探りながら、プロジェクト始動から1年経たずに初号機を開発。しかし、その機能や品質、デザインなどには多くの課題が残りました。

ミウラ史上初となるヒートポンプの設計、開発にも挑戦しました!

2.人の声にこそ、答えが隠れている

初号機の反省を活かし、二号機は特にメンテナンス性を重視しました。メンテナンスできなければ、省エネ性能も安全性も長期間にわたり維持できませんからね。このあたりから上司も(親身に見守りながら)私に設計を任せてくれたので、メンテの意見を積極的に聞きだし、図面に反映するのを心がけました。というのも、他に類を見ない製品を作るにあたって、既成概念にとらわれてはいけないと強く思うようになったのです。

VH開発の苦楽を過ごした試験場
人の声にこそ、答えが隠れている

入社2年目で経験がないからこそ、まずはメンテだけでなく、営業や製造など、まわりの意見をどん欲に吸収するべきだと気づいたんです。設計はいろいろな職種の人と関われる仕事ですしね。もちろん、そのスタンスだと時間はかかるし、ときに遠回りにもなります。でも、この頃からものづくりはチームワークだって実感が強くなっていました。それは私が学生時代にボート部で、人をまとめあげるキャプテンだった影響もあるかもしれませんね。

そうしてメンテナンス性はもちろん、機能や見栄えを向上し、二号機が完成。初号機から劇的に変わり、「これはいける!」と上司と喜びましたね。

納得の二号機完成を喜ぶVH設計チーム
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発売4ヵ月前に、全面見直し。危機にこそ、進化のチャンスがある。

3.かっこわるい事件、発生

かっこわるい事件、発生

さあ後は詳細を詰めるだけ、と思ったとき、上司から衝撃の一言が。「大きさは思いきって二号機の半分にしよう」。思わず「半分ですか?」と2回聞きかえしたのですが、上司は「それくらいのインパクトが必要だ」と。私とこの上司の間にはルールがあります。積極的に意見を交換し、二人で納得したことには全力を尽くそうというものです。こうなったら私もとことん楽天的になろう、と腹を決めました。

ついに社内でお披露目。しかし待っていたのは厳しい評価でした。「見た目がビミョー」「インパクトがない」「大きすぎて置く場所がない」など…。画期的なデザインじゃないと市場では生き残れない。半世紀以上ボイラに携わり、そのデザインに革新を重ねてきたミウラの矜持が、私を苦しめたのです(笑)。

「かっこわるい事件」の日はさすがに落ち込みましたが、次の日からは気持ちを切り替えて「やってやるぞ」に。デザインを根本から見直すため、ボイラでグッドデザイン賞を受賞した社内のデザイナーに相談することで、ようやく現在のVHの形が見えてきました。

何度失敗してもあきらめない!それがミウラの社風なんです!

4.初めての環境、広がるやりがい

いざサイズを変えるとなると、図面も一からやり直しです。すでに何百枚と書きましたが、再び「図面地獄」の毎日に(笑)。もちろん開発のスピードも重要です。他社に先駆けて、というのは競争を大きく左右します。さらにコンパクト化のため、部品のサイズダウンについても精査が必要でした。品質第一ですが、コストダウンも図りたかったんです。発売間際で苦しい時期でしたが、設計を見直せば見直すほど良い製品になる実感も。そうして最適なものに辿り着いたんです。

2年以上の歳月をかけて、VHがついに完成しました。結婚もしていませんが、私自身わが子のように感じています。残り湯の熱を極限まで活かせる特長には、ゼロから100まで開発に携わった私自身の地道ながらも粘りのある姿勢が表れていると自負しています。

導入時は私も普段接することがないお客様のもとへ。そのお客様の喜ぶ笑顔を見たとき、ひそかに誇らしさと今までにない達成感を感じたんです。もっとお客様の役に立ちたい、と。会社の中だけでなく、広い世界でやりがいが持てたのです。入社2年目の経験を活かし、自分が上の立場になっていく中で、開発力も信頼感も三浦工業で一番のチームを作りたい。それが今の目標です。

今すぐチェック!大沢が2年以上もの歳月をかけて開発したボイラ給水加温ユニットVH
独自の熱回収システムを駆使し、廃温水の熱を使ってボイラ給水を75℃にまで向上。ボイラシステム全体のコスト削減に寄与します。
初めてのお客様のもとで、稼働を祝して仲間とともに
ゼロから100まで開発に携われ、ワクワクしっぱなしでした!
私のワク沸ク、教えます!
三浦工業に入社した動機は?
若いうちから仕事を任せてくれる環境だと思いました。
実際、想像通り!
尊敬する人は?
直属の上司と、チーム内の全員を尊敬しています(ホントです)!
仕事で心がけていることは?
一日一笑い!チームを和ませることをめざしています!
仕事で一番ワク沸クするのは?
スイッチを入れた瞬間。動いただけでテンションがMAXに!
設計の仕事は楽しい?
いろいろな職種の人と関われるのは設計の醍醐味だと思います!

私のワク沸ク、教えます!

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ボイラ給水加温ユニットVHだけじゃない!熱とコストの無駄を省く、未利用熱ソリューション

エネルギーを余すところなく活かす「活エネルギー」。その発想を大切にするミウラは、工場が捨てている熱や温水を再利用した、多彩なソリューションの開発に取り組んできました。
たとえば、海外16ヵ国の工場に導入されている私たちのボイラ。まだまだ使える蒸気が捨てられている事実を知り、電気ではなく、蒸気で動くエアコンプレッサを開発しました。
他にも、蒸気から液体に変化したドレン水や100℃前後の廃温水、排ガス利用など、あらゆる熱を再利用できる技術を次々と生みだしています。 資源の少ないこの国を支えていくのは、未利用熱の活用。そう考えるミウラは、お客様にも地球にもやさしい未来をめざし、活エネルギーを追求していきます。

蒸気利用の場合 ミウラが誇る小型貫流蒸気ボイラを軸に、工場内の熱を有効活用できます。

クローズドドレン回収装置HX
小型貫流ボイラSQ
ボイラ給水加温ユニットVH
蒸気駆動エアコンプレッサSD

排ガス利用の場合 コ―ジェネをはじめとする排ガス利用においても、ミウラなら資源を最大限に活かせます。

排ガスボイラECS
廃温水利用蒸気発生装置VS-400
温水蒸気化システムスチームリンクHL