主な収蔵品と作家
ミウラート・ヴィレッジの収蔵品の中から、主だった作品とその作家たちをご紹介いたします。
常設展示作品から
収蔵品から
作家紹介
三浦保 (1928-1996、愛媛県松山市出身) |
ミウラグループの創業者。陶芸、美術工芸品を高く評価し、資料収集を行いながら、創作に打ち込んだ。陶芸、陶板画、書と、多岐にわたり芸術活動を行い、特に陶板画は、窯から製作する打ち込みようであった。 当館所蔵の陶板画はすべてアトリエで制作されたもの。 |
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ネルソン・ドミンゲス (1947-、キューバ出身) |
キューバで最も注目されている現代芸術家。日本でも知名度が高い。当館とは縁が深く、三浦保とお互いの作品で惹かれあったというエピソードがある。常設展示の陶板画の他に、油絵、絵皿なども収蔵している。 |
速水史朗 (1927-、香川県出身) |
石の抽象彫刻の第一人者でもあり、瓦という特殊な素材の作家でもある。ミウラート・ヴィレッジでは、氏がミウラグループで制作を行ったステンレスの作品《2000年のオバケ》も収蔵している。 |
濱田亨 (1953-、愛媛県松山市出身) |
19歳で片道切符でパリに渡り、現在もパリの西60kmに広いアトリエを構え、絵画、彫刻の制作を行っている。イタリアの美術館で個展を行うなど、ヨーロッパを中心に精力的に活動をしている。 |
長谷川逸子 (1941-、静岡県出身) |
有名な女性建築家。全国各地で建築を手がけ、ここ、松山にもいくつかの建築がある。ミウラート・ヴィレッジ内には、建築だけでなく、三浦保との合作の彫刻《空のかけら》も展示し、美術館側面の陶板画も手がけている。 |
安藤義茂 (1888-1967、愛媛県旧北条市出身) |
紙の表面を刀で毛羽立たせて水彩で描き、油彩画のような効果を得る刀画と呼ばれる技法を生み出した画家。当館には刀画だけでなく、油彩画も収蔵している。 |
小堀進 (1904-1975、茨城県出身) |
水彩画家として初めて日本芸術院会員になり、水彩画の地位の向上に努めた日本を代表する水彩画家の一人である。当館は60号の大作《山(根子岳)》を収蔵している。 |
早川義孝 (1936-2012、東京都出身) |
代表作《シンドバッドの船》などで知られており、蝶やサーカスなどをモチーフに幼少期の懐かしい幻想的な風景を描く画家である。新槐樹社名誉会長として、後進の育成と芸術の普及に活躍した。 |