水彩画の魅力とは、旅を共にできることがあげられます。見たものを、構図だけでなくその場で感じた色彩までも記憶させることができ、いつまでもみずみずしく潤った艶やかな作品に人々は魅了されます。
そのような水彩画は手軽に使える素材として、学校教育で広く取り入れられていますが、いつのまにか教材としてのイメージが定着しすぎて、油彩画と比較してややもすれば軽く見られがちです。
水彩は、にじみ、ぼかしなどの技法も手伝って色は無限に表現でき、不透明水彩、透明水彩を選ぶことによっても画面の厚みの違いや、色の印象までも変えることができます。個々の表現によってさまざまに変化するこの水彩画の可能性の広さに、多くの水彩画ファンに気付いていただくきっかけになればと思い、今展を企画いたしました。
特に、水彩画ファンなら一度は観てみたい水彩画の巨匠で、水彩画家として初の芸術院会員に選出された小堀進氏や、独特のタッチで女性を多く描いた中西利雄氏の作品と、旅する水彩画家長谷川隆氏、斬新な技法を駆使する永山裕子氏の作品を、目にする機会が少ないこの四国の地でご紹介いたします。
展覧会名 | 水彩画展 ~時空を越えた水彩画へのいざない~ |
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開催期間 | 2010年4月25日(日)~5月23日(日) |
開館時間 | 9:30~17:00(入館は16:45まで) 初日の4月25日(日)は午後1:30開始の開展式終了後に開館いたします。 |
休館日 | 月・火曜日(祝日は開館) |
主催 | ミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館) |
協賛 | 株式会社ミウラ |
後援 | 愛媛県教育委員会、松山市教育委員会、愛媛新聞社、南海放送、テレビ愛媛、あいテレビ、愛媛朝日テレビ、愛媛CATV、FM愛媛 |
入場料 | 一般600円(前売り400円)、高大生400円、中学生以下無料 |
関連イベント
4月25日(日)
午後1:30~4:00まで
開展式/午後1:30より開展式を開催いたします。
公開制作/長谷川隆氏、永山裕子氏 ※作品が完成次第終了
開展式から、長谷川先生と永山先生が実際に作品制作を開始し、開展式終了後も引き続き作品が完成するまで制作いたします。是非この機会に、プロの画家による作品制作の過程をご覧ください。
※開展式、公開制作のいずれも事前申込不要。
入場料のみでご参加いただけます。