ミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館)|Miurart Village

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米林雄一展~微空からの波動~

 このたび東京藝術大学彫刻科教授の米林雄一氏の退任記念展を東京藝術大学との共催により、当館において開催させていただくことになりました。
 米林先生には、ミウラート・ヴィレッジ開館のおりに、館内の壁にかける三浦工業株式会社の創業者であり、また当館の設立の企画者でもありました故三浦保氏のブロンズレリーフを制作していただきました。そのご縁から、米林先生にとっても大きい節目となり、またこれまでの集大成ともなるこの作品展を、格別の想いで企画させていただきました。
 展示作品をご覧いただくとお分かりいただけますが、米林先生の作品に付けられているタイトルの多くに「微」という文字があります。この意味は、かすかなこと、ほのかではっきり見えない、ということであり、1の100万分の1を示すものでもあるようです。宇宙から、または自然界からのわずかな信号をイメージされているのではないかなどと、想像が膨らんでいきます。この私の見方は当たらずとも遠からず、といったところのようです。と申しますのは、先生は宇宙航空研究開発機構(JAXA)と関わりのあるプロジェクトに参加されておられるようです。
 今展におけるワークショップにおいても、先生のご提案によりJAXAのご協力をいただいて、愛媛の小・中学生向けに宇宙に関する授業を計画中です。これが実現できれば、芸術とはかけ離れた存在に思われてきた宇宙科学の分野が、私たちの身近なところのものに感じられることになりそうです。その意味でも、今までに無いワークショップになるだろうと期待しております。
 皆様には、是非当館へお越しいただき、作品をご覧頂くことにより、新たに湧き出るイメージを体感していただければと思います。
 最後になりましたが、本展開催のために米林先生には、随分とご尽力いただきました。ありがとうございました。また、ご協力、ご指導いただきました薩摩先生、及び東京藝術大学ほか関係各位に心から感謝申し上げます。

展覧会名 米林雄一展~微空からの波動~
開催期間 2008年11月16日(日)~2009年1月25日(日)
開館時間 9:30~17:00(入館は16:45まで)
休館日 月・火曜日(11月24日(月・振休)、12月23日(火・祝)、2009年1月12日(月・祝)は開館)
年末年始2008年12月29日(月)~2009年1月6日(火)
主催 ミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館)
共催 東京藝術大学、株式会社ミウラ
協力 宇宙航空研究開発機構
後援 愛媛県教育委員会、松山市教育委員会、愛媛新聞社、南海放送、テレビ愛媛、あいテレビ、愛媛朝日テレビ、愛媛CATV、FM愛媛
入場料 一般800円(前売600円)、高大生500円、小中生300円、未就学児無料

イベント

ワークショップ

11月29日(土)
午前10:00~午後4:30
隣接の体育館

第一部「JAXA開発員による宇宙教室」
JAXA(宇宙航空研究開発機構)による宇宙授業
①現在の宇宙ステーションや無重力での様子を映像で見る。
②地球観測衛星「だいち」で撮影された松山市の画像を見る。
③真空実験・爆鳴実験などを体験しよう。

第二部「地球と宇宙を結ぶひとがたワークショップ」
彫刻家・米林雄一氏によるワークショップ
①シャミトフ宇宙飛行士が「きぼう」でひとがたを作った映像を見よう。
②宇宙で使われた軽量ネンドと砥部の土、2つの素材でひとがたを作ろう。
③平面構成と立体構成を作り比較してみよう(中学生以上対象)。
④米林先生の作品をスケッチしよう(小学生以下対象)。

主催:ミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館)
後援:株式会社パジコ、日本宇宙少年団松山ジェネシス分団
協力:JAXA(宇宙航空研究開発機構)、東京藝術大学

過去の展覧会

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