今回は備前焼陶芸家、生陶衆啓師の作陶展「炎と生きる」を企画いたしました。
備前は我が国の長い歴史を持つ六古窯といわれる窯の中でも最も古い窯です。無釉焼き締めの伝統を守り続け、一千年にわたって窯の炎を大切に守ってきたということです。
無釉の良さは、土と炎とが自然に造りだすぬくもりにあります。さらに陶芸家の人間性が、作品を、より暖かみのあるものにしていると思われます。
生陶衆啓師とミウラート・ヴィレッジとの関わりは、当館創設者 故 三浦保前会長が、「泥酔会」という経営者仲間のアマチュア陶芸クラブを結成し、熱心に活動されていた頃、その会員であった前愛媛銀行会長 故 森信義氏を介して、作品を登り窯に入れていただいたのが始まりです。陶芸のご指導を賜り、その後、師の仕事場を訪問し、作陶させていただくなど、陶芸を愛する仲間同士として楽しませていただいたように伺っております。
師とは、お二人が他界された今も変わりなく、交流を続けていただいております。
本展では、師の物事にこだわらない豪放磊落なお人柄に、作品を通して是非触れていただきたいと思います。そして師のファンでもあった、かつての泥酔会の諸先輩との交友関係をも、ご想像願えれば幸いです。
展覧会名 | 備前焼作家 生陶衆啓 作陶展-炎と生きる- |
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開催期間 | 2004年4月11日(日)~5月9日(日) |
開館時間 | 9:30~17:00(入館は16:45まで) |
休館日 | 月・火曜日(祝日は開館) |
主催 | ミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館) |
入場料 | 一般500円、学生以下400円、未就学児無料 |
陶芸ワークショップ(親子向け)
5月2日(日)、3日(月)
10:00~12:00
作家によるワークショップを開催いたします。
両日とも15組(30名)限定
参加費:大人・子供とも、お一人様500円(入館料込み)
※参加希望の方は、電話でお申し込みください。
※定員になり次第終了とさせていただきます。