ミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館)|Miurart Village

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美を庶民へ-文化が町へやってきた-

 このたびミウラート・ヴィレッジでは「美を庶民へ-文化が町へやってきた-」と題しまして、春の特別収蔵品展を開催いたします。 
 これまでの当館の展示では、設立者である三浦保氏が、その晩年、生命をかけて制作に没頭した陶板画と、それに至る軌跡をご理解いただくため、抽象絵画、及び陶芸関連の作品が中心となっておりました。もちろんそういった作品は収蔵品の重要な位置を占めますが、氏の奔放な感性は、ジャンルを超え、あらゆる美に向けられていました。今回の収蔵品展では、皆様にその一端をご覧いただけることと思います。
 かつて、美は、一部貴族の持ち物でした。倉から倉へ受け継がれ、時には所有者とともに埋葬され、多くの人々は、永く美の存在すら知ることはありませんでした。日本において、美が、いわゆる庶民の前に姿をあらわすのには、江戸時代を待たねばなりません。政治の安定によって新たな階層が誕生し、美もその形を変えることで、新たな需要に応えました。大名屋敷を飾った絵画は、版画という技法を得て、多くの庶民の手へと巣立っていきました。用途を超えたポピュラーな装身具として発達をとげた「印籠」もしかりです。おりしも鎖国という特異な環境下にあった日本で、独特な美が構築されていったのでした。
 今展では、これら日本の作品と同時に、「浮世絵」をはじめとする日本の美に影響をうけたとされる作家の作品もまた展示しております。

展覧会名 美を庶民へ-文化が町へやってきた-
開催期間 2000年4月1日(土)~6月25日(日)
開館時間 9:30~17:00(入館は16:45まで)
休館日 月~金曜日
主催 ミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館)
入場料 一般500円、学生以下400円、未就学児無料

イベント

お花見

2000年4月8日(土)、9日(日)の両日、午後4時より『お花見』を開催いたします。

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