2005年が始まり、季節は本格的な冬を迎えました。
一年のスタート、という新鮮な勢いに満ちたこの時季、外気のキリリと冴え渡る空気が、心までも澄み渡らせ、ほどよい緊張感を与えてくれます。
また、それとは正反対の、ちょっとしたあたたかさに触れると、ホッコリと和やかな気分も感じずにはいられません。
そこで、本展では、収蔵品の中から、この季節にふさわしい作品を約50点展示致しました。
寒さ厳しい季節だからこそ感じられる、静けさ、緊張感、暖かみ、透明感など、出品作品から感じていただければ幸いです。
また、当館印籠コレクション、「酒の器創作展」(あいテレビ)の受賞作品も展示しております。あわせてご覧ください。
展覧会名 | 冬-明けの春- |
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開催期間 | 2005年1月8日(土)~1月30日(日) |
開館時間 | 9:30~17:00(入館は16:45まで) |
休館日 | 月・火曜日 |
主催 | ミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館) |
入場料 | 一般500円、大学生以下400円、未就学児無料 |
特別企画
酒の器創作展
1995年からあいテレビで行われている「酒の器創作展」の最優秀賞7点と、三浦賞2点を特別に展示いたします。
この創作展は、テーマをもうけて一般公募を行い、自由な発想と感性で手作りの酒器を発表するという大変おもしろい企画です。
■作品一覧■
《最優秀賞》
第一回最優秀賞 「コロコロ」 久米正信
第二回最優秀賞 「酒器セット 水玉のふぐ」 村上恭一
第三回最優秀賞 「月見」 スティーブン・トマシェフスキ
第四回最優秀賞 「宴」 櫻井靖泰
第五回最優秀賞 「波紋 保冷温器セット」 岡田 威
第六回最優秀賞 「宙」 大野耕太郎
第七回最優秀賞 「一杯のお酒」 古川千恵
《三浦賞》
第四回 三浦賞 「花 宴」 寺井陽子
第六回 三浦賞 「私、亀で酒」 白井正二
それぞれの作品は、個性的なものから実用性を考えたもの、ユーモアにあふれているものなど、多種多様で、実際にお酒を飲んでみたくなるものばかりです。
是非この機会に、酒器の世界をご覧ください。