和菓子の製造・販売、店舗の企画・運営
株式会社赤福 様

「蒸気ニーダー」と「MEIS CLOUD
+」で省人化と省エネ化、さらに働
きやすい環境も実現!

1707年創業。300年以上の長い歴史を紡ぐ赤福様は、伊勢名物として有名な「赤福餅」の製造販売をしています。創業と同時に誕生した「赤福餅」の伝統を守りながらも、近年では「白餅黒餅」といった新商品の展開も積極的に行っています。
さらに赤福様は、製造工程において職人の技術を大切に継承しながら、新しい技術のメリットをうまく活用し、工場内で省エネ化や省人化を実現したいという考えをお持ちでした。今回、ミウラより「蒸気ニーダー」と「MEIS CLOUD+」をご紹介させて頂きました。

ミウラ製品導入を検討したきっかけ

品質の安定と省力化

ボイラを通してミウラと20年以上の付き合いがある赤福様。今回、ボイラ以外の製品をPRする機会をいただき、2018年にミウラから職人技を再現する「蒸気ニーダー」とクラウド上で工場のエネルギー管理ができる「MEIS CLOUD+」をご提案しました。特に「蒸気ニーダー」においては、「これまで職人が守ってきた餡を本当に再現することが可能なのか」半信半疑だったといいます。

ミウラのボイラ

導入の決め手

職人が作ったものと遜色ない餡が完成

2018年に「蒸気ニーダー」と「MEIS CLOUD+」をご提案した際、「MEIS CLOUD+」においては、十分に機能を理解いただき2020年より導入いただきました。「蒸気ニーダー」に関しては、2022年10月に1回目のテストを実施した際、「課題はあるものの十分な手応えを感じました」と赤福様。その後、トータルで10回以上、7ヶ月に及ぶテスト期間を経て、職人が作る餡と遜色ない餡がついに完成。こうして2023年5月より「蒸気ニーダー」を利用した餡の製造がスタートしました。特に、ミウラの「蒸気ニーダー」は、品質の安定はもちろん、他社製品と比べて製造中に人の目を必要とすることなく自動化できるところを高く評価いただきました。

(中央)株式会社赤福 製造課課長 福島継太郎様

導入の効果

省人化と省エネ化

餡の製造を「蒸気ニーダー」に任せられることで、職人は他の作業をすることが可能に。「これまで検討してきた機械は、完全に人が目を離すことができなかったため、省人化には繋がりませんでした」と赤福様。また、製造途中に釜の蓋を開けて餡の状態を確認する必要がないため、熱い餡が飛び散ることによって起こる火傷の恐れもありません。ただ、赤福様は職人技を引き継ぐことも大切にしており、最後の炊き上がりは必ず人の目で確かめています。
今後、新たに3台の「蒸気ニーダー」の導入を決定している赤福様。現在は、10台の釜を使って餡を製造していますが、ミウラの「蒸気ニーダー」は今の釜の3倍の製造量があるため、4台の「蒸気ニーダー」を利用することで全て餡の製造が可能に。また、洗浄時間もこれまでの2/3に短縮。10台必要だった釜が4台になり、さらに洗浄時間の短縮によって省エネルギー化にも繋がりました。

ミウラの「蒸気ニーダー」

いつでもどこでも現場の管理が可能

「MEIS CLOUD+」は、工場で使用する井戸水の遊離残留塩素量の管理に利用いただいています。これまでは、現場に行かなくては遊離残留塩素量を把握できませんでしたが、「MEIS CLOUD+」を利用することでタブレットやPCで確認が出来るように。遠隔で管理ができることで、現場の負担が格段に減少しました。

ミウラの「MEIS CLOUD+」

今後のミウラに期待すること

長い歴史の中で、弊社の代名詞となっている「赤福餅」を中心に事業を展開してきましたが、最近では「白餅黒餅」といった新商品の販売をスタートさせました。環境問題や人手不足がさまざまな業界で叫ばれる昨今、私たちのような製造業も例外ではありません。ミウラさんには、省人化や省エネルギー化に繋がる機器を今後もご提案いただき、もっと良い工場にしていきたいです。伝統を守りながら、むしろ伝統を守るためにも新しい技術を柔軟に受け入れていきたいと考えています。

株式会社赤福 様

https://www.akafuku.co.jp/

1707年創業時より、「赤福餅」の製造販売を伊勢で行っております。赤福の商品名の由来は「赤心慶福」。これは、社是であり経営理念でもあります。「赤子のような、いつわりのないまごころを持って自分や他人の幸せを喜ぶ」という意味があり、伊勢神宮参拝者の心のあり様を表わした言葉です。「赤心慶福」を胸に、日々お客様に喜んでいただける商品を提供して参ります。

株式会社赤福 本店
〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町26
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