

工場新設に伴い、ミウラのユーティ
リティを導入
ロングライフと作業効率化が実現
導入機器
ミウラ製品を導入したきっかけ
ロングライフ豆腐の製造
総合食品メーカーとして国内外に11拠点とグローバルに事業を展開されている井村屋様。この数年は海外輸出に力を入れており、輸出商品の生産拠点という目的で「あのつFACTORY」の新設に至りました。特に輸出において、賞味期間の長いロングライフ豆腐を生産するための「レトルト殺菌機」等の導入を検討されていたといいます。さらに、「あのつFACTORY」は徹底的に環境負荷低減を目指したグリーン工場を実現するという役割も担っていました。

導入の決め手
スタッフの熱意と機器の精度の高さ
機器の性能、コスト、その他給排水を含めた前後のユーティリティとの相関性等を総合的に判断し、ミウラの機器を導入いただきました。また、松山本社のデモキッチンにおいて、豆腐を試作した際のミウラの営業スタッフの熱意も決め手に。さらに、実物の「真空冷却機」をご覧になることで機器の魅力をダイレクトに感じていただき、あのつFACTORYの竣工前に「真空冷却機」を別工場でも導入いただきました。

導入の効果
ロングライフの実現
これまで、ボイル槽で長期保存ができるロングライフ豆腐を製造していた井村屋様ですが、「レトルト殺菌機」を利用することで、省スペース・短時間でロングライフ豆腐が完成。さらに、このレトルト殺菌機で発生した温水を回収し、豆腐を製造する際に熱を再利用する仕組みを整えることで省エネにも寄与しました。
夜勤の作業が日中の作業に
「真空冷却機」はおからの販売において活躍をしています。おからは、豆腐の副産物として製造されますが、その際、約80度のおからをそのまま袋に詰めて殺菌する作業を行っていました。しかし、「真空冷却機」に投入することで、一気に10度以下に冷やすことが可能に。菌の繁殖を抑えられ、余裕を持って作業ができるようになったといいます。これまで、おからが完成するタイミングが夜中だったことから夜勤でのパッキング作業を行っていましたが、「真空冷却機」の導入によって詰め込み作業が日勤で行えるようになったと喜んでいただいています。

工場フロー


今後のミウラに期待すること
他の工場ではユーティリティ管理のメンバーが15名で対応している中、あのつFACTORYは実質2名のエンジニアが工場全体をメンテナンスしています。これはミウラ様のメンテナンスの体制が非常に手厚く、基本的に異常があると24時間サポートセンターからFEの方がすぐに現地に駆けつけてくれるからです。引き続きしっかりとしたアフターフォローをお願いすると共に、互いにメリットのあるWin-Winの関係性を継続していきたいですね。
井村屋株式会社 様
1896年に三重県松阪市にて創業。「菓子事業」「食品事業」「冷菓事業」「点心・デリ事業」「デイリーチルド事業」など事業は多岐に渡り、総合食品メーカーとして「おいしい!の笑顔をつくる」をパーパスに日々邁進しております。さらに、「笑顔を未来へ ~imuraya challenge 2030~」をスローガンとして、SDGsの達成に向けた独自の取り組みを推進。ゼロエミッション(廃棄物をゼロにする)の実現は食品産業に課せられた使命であり、井村屋ならではの取り組みを着実に進めています。

三重県津市高茶屋七丁目1番1号
