社員紹介

地域冷暖房にも
小型貫流ボイラという
新たな商流をつくっていく。

営業

菊池 康作KIKUCHI Kosaku

東京支店
東京営業課
2008年入社
工学部 情報工学科卒

志望動機

自分には、外に出て人に会う仕事が向いていると考え、営業職を志望しました。業種を問わず、複数の企業を回りましたが、ミウラの説明会で社員のみなさんがつくりだす自由闊達な雰囲気に惹かれ、ここでなら頑張れると思いました。

 入社後の6年間は、フィールドエンジニアとして、ボイラなどのメンテナンスを担当しました。その後、官公庁や公立の病院を担当する部署ではじめての営業を経験し、現在は、地域冷暖房施設に使われるボイラの営業を担当しています。

 地域冷暖房とは、ある一定地域の複数の建物に対し、まとめて冷暖房や給湯などを行うシステムのことで、エリア内の地下部分に熱供給プラントを設置し、それぞれの建物に冷水、蒸気、温水などを供給しています。そして、この熱源であるボイラをミウラの商品で採用していただくことが、私たち営業担当のミッションとなるのです。

 たとえば、複合商業施設の六本木ヒルズに電気・熱を供給している六本木エネルギーサービス様は、現在私たちの大切なお客様です。このお客様は、非常時の電源バックアップシステムも構築する等先進的な取り組みをされています。東日本大震災時にも、ガスコージェネレーションシステムによる発電で、六本木ヒルズ全体に安定した電力供給を行いました。しかし、当時はミウラのボイラは使われていなかったんです。そこで数年前、ボイラを更新するタイミングをねらって、「当社の小型貫流ボイラに切り替えることで、エネルギー効率の向上やNOx(窒素酸化物)の低減をより図りませんか?」とご提案。事前に情報収集した資料を準備し、何度も足を運ぶことで、ボイラ全体の一部ではありますが商品の導入が決まりました。うれしかったですね。

 ちなみに、こうした案件の獲得には早期の情報収集と数多くの関係者との人的なネットワークの構築が欠かせません。その点、ミウラは営業が受注後の施工から試運転までを責任を持って担当。お客様だけでなく、ゼネコンやサブコンの担当者とも大変な現場を一緒に乗り越えていくことが多いため、お互いの間に絆が生まれやすく、別案件での問い合わせや情報提供をいただける機会も増えるのです。

営業

お客様の現状を改善するため、
常にできることはないかと
考えつづける。

 フィールドエンジニアとして、大手企業に納入された機器のメンテナンスを担当していた頃のことです。そのお客様の工場内では他社商品も使われていましたが、燃焼効率の点で課題が見つかり、更新時期を迎える2年後には、ミウラの商品への入れ替えが決定していました。しかし私は、2年もの間、そのままの状態で運用することに疑問を持ち、短期に投資コストを回収できる方法を模索し、放熱ロスを防ぐ改修を実施していただきました。社内でも「そこまでやるか?」という声もありましたが、基本的には私の考えを尊重し、お客様への提案から改修までを見守ってくれました。

 その後、官公庁や公立の病院を担当する部署に配属され、はじめての営業を経験することになるのですが、フィールドエンジニア時代に提案の経験を積んでおけたことは大きかったですね。ただ、民間企業とは異なる意思決定のプロセスに戸惑うことはありました。それでも、「ミウラの商品を導入すれば現状の改善につながる」という提案の骨子は変わりません。そのことを説き続けていると、私の説明に関心を示し、次第に賛同者の輪が広がっていくのです。そうした信頼関係をベースに、それまでに事例のなかった受注を達成できたときは本当にうれしいですね。

営業

首都圏の熱源を、
支えていく存在になる。

 まだ駆け出しの新人だった頃に、大きな失敗をしてしまったことがあります。当然、直属の上司や先輩には叱られて、厳しい指導を受けたわけですが、その後、それまでほとんど会話することさえなかった先輩から、飲みに行こうと誘われました。「反省したんだろ?」と聞かれ「はい十分に」と答えると「だったらもう気にするな、前を向け」と励ましてくれました。失敗を引きずるのではなく、それを活かして前に進める雰囲気があることは、ミウラの魅力の一つだと思います。

 現在は課長職として、東京営業課に与えられたミッションを遂行し、目標を達成することに力を入れています。また、チームに女性営業社員を迎えたこともあり、人材の育成にも力を注いでいきたいと考えています。その一方で、地域冷暖房施設という可能性に富んだフィールドを与えられていますので、首都圏の熱源のほとんどに、自分たちが関わったと言えるよう、地域冷暖房のマーケットにおけるミウラのプレゼンスを高めていきたいと思います。

営業