エアみる

エアみるは、室内空気中のVOC測定用のパッシブサンプラーです。
ミウラでは、既存の空気測定をはじめ、新規指針値候補VOCや簡易的な総揮発性有機化合物（TVOC）測定が可能なパッシブサンプラーを開発しました。

※新規指針値候補 VOC
2-エチル-1-ヘキサノール、2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオールモノイソブチレート（代表的な商品名：テキサノール）、2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオールジイソブチレート（代表的な商品名：TXIB）の3物質（以下、新規指針値候補VOC）の指針値改定案の再検討が決まっており、今後の指針値への追加が検討されています。
出典：シックハウス（室内空気汚染）問題に関する検討会中間報告書－第23回までのまとめより

エアみるの特長

高いサンプリングレート

新規指針値候補VOCに対応した初のパッシブサンプラー。
アクティブサンプリングに匹敵する高いサンプリングレート※1により、従来のパッシブサンプラーでは難しかったテトラデカンや新規指針値候補VOCなどの高沸点のVOCへの適用が可能です。
※1 サンプリングレート：測定対象物質の捕集速度
様々なVOCに対し、高い吸脱着効率

住宅の品質確保の促進等に関する法律や学校環境衛生基準の測定対象VOC※2をはじめ、新規指針値候補VOCの吸脱着も良好。
スチレンは吸着剤からの脱着率が低く、精確な定量が難しいとされていますが、［エアみる］では良好な吸脱着効率が得られております。
※2 ホルムアルデヒドは除く
アクティブ法と同等の定量精度

新規指針値候補VOCを精確に定量。
［エアみる］を用いたパッシブ法とアクティブ法との指針値候補物質の並行測定を行ったところ、［エアみる］はアクティブ法と高い相関が得られ、アクティブ法と同等の定量精度であることが明らかとなりました。
低ブランク

徹底した品質管理で、低ブランクを実現。
TVOCの測定範囲において夾雑物質が少ないため、簡易的なTVOC測定をはじめ、幅広いニーズの空気測定に対応できます。低ブランクに加えサンプリングレートも高いため、低濃度のVOCを感度よく測定できます。