船上焼却炉BGW-N

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- BGW-20N~100N
- 総処理量:301kW~1,299kW
廃油処理量:233kW~1,163kW
固形物処理量:20kg/h~40kg/h - SHIPBOARD INCINERATOR
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基準概要
IMOの規制に完全対応
海洋汚染を防止する為、IMO・MARPOLでは船舶からの廃棄・排出物の規制をしています。
この中で船上焼却炉は以下のように定められています。
対象 | 2000年1月1日以降船舶に搭載される焼却炉 |
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概要 | PCBや重金属を含む廃棄物の船上焼却の禁止 IMO・MEPCの型式承認証を持った焼却炉でなければならない。 MEPC244(66)に従って設計されたものでなければならない。 |
運転の要件 | MARPOL 73/78/97 ANNEX VI Reguration16 燃焼室酸素濃度 6~12% 燃焼室出口温度 850~1200℃ 排出ガス中の一酸化炭素濃度 200mg/MJ 以下 排出ガスのスモーク度 BACHARACH 3 以下 燃え残り重量10% 以下 MEPC244(66) 外表面の温度 60℃ 以下 排出ガスは、煙突2.5m区間で350℃以下に急冷されること。 燃焼室は常に負圧環境で運転されること。 余熱の要求 650℃以上(連続投入炉) 5分以内に600℃以上となること(バッチ処理炉) |
ラインアップ
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固形廃棄物20kgを一度に投入、廃油と同時に焼却処理
乗組員数25名程度の船で1日に発生する廃棄物は20kg以下といわれます。これを一括投入処理しますので作業が軽減されます。 -
ミウラ独自の炉構造
独自の半乾留型焼却炉構造を採用した結果、水分の多い厨芥や発熱量の大きいプラスチックなどを同時に焼却処理することができます。また、バーナ面とその対面より炉内開放が可能で、内部補修が容易になりました。 -
廃油バーナには噴霧性能の高いエアアトマイジングバーナを使用
さらに燃焼性を改善したエアアトマイジングバーナと専用送風機の組み合わせで良好な噴霧燃焼を維持します。 -
自動燃焼制御
パージ、着火、燃焼、炉内冷却を自動で制御します。(操作は、冷却ファンの起動と燃焼スイッチ投入だけです。)自動燃焼中は、様々な安全リミットスイッチが常に運転状態を監視しますので安全に使用いただけます。
※廃油性状が極端に悪い場合は、パイロットバーナと廃油バーナを同時に燃焼させるモードを設けています。 -
エゼクタ構造
焼却炉出口に設けたエゼクタで炉内の負圧を維持するとともに排ガスを希釈空気と混合し冷却します。焼却炉の排出ガスには多くの腐食性ガスが含まれていますので、誘引ファンによる排出機構では送風機が腐食してしまいます。BGW-N形焼却炉は、エゼクタ方式ですから送風機腐食の心配がありません。 -
ダイオキシンの抑制
ダイオキシン類は燃焼室出口における不完全燃焼成分が、300℃から400℃の温度環境で塩素と結合して生成されます。BGW-N形船上焼却炉では、燃焼炉排ガス出口に設けたエゼクタ部分で冷却空気と燃焼排ガスを混合し、200℃以下の温度まで一気に冷却することによってダイオキシン類の発生を抑制しています。
※塩素ガスは毒性・腐食性の高いガスですから、できる限り塩素を含んだ廃棄物の焼却は控えてください。
総組立図

Lloyd's 船級にて型式承認取得
弊社の船上焼却炉“BGW-N”型は1999年5月1より規定されているEU FLAG対象のCE MARKINGおよび、2000年1月1日より規定されたMARPOL73/78/97ANNEX VIに適応しております。船舶にて発生する廃油や固形廃棄物をIMOの規定のもと、安全かつ簡単に焼却処理できる製品としてご案内致します。
