高効率×廃熱回収!次世代省エネコンプレッサ 熱回収式電動エアコンプレッサ「VA-210SF」新発売
2022/12/20
ニュースリリース
産業用ボイラのトップメーカーである三浦工業株式会社(本社:愛媛県松山市、代表取締役:宮内大介)は、電動エアコンプレッサの廃熱を温水として回収し、工場や事業所の省エネに貢献する熱回収式電動エアコンプレッサVAシリーズの新ラインアップとして、小容量機種の「VA-210SF」(15kWオイルフリー式、吐出空気量2.1m3/min、熱回収量14kW)を開発し、2023年8月1日より販売を開始します。
今回の「VA-210SF」は、弊社で開発した『水潤滑式スクロールコンプレッサ』と『熱回収ユニット』を組み合わせた製品です。一般的なエアコンプレッサと同様の設置サイズでありながら、VAシリーズ従来の特長である熱回収機能をワンパッケージに収めています。内蔵する高効率コンプレッサと合わせて、使用した消費電力のうち最大92%の熱回収性能を実現しました。また、温水をボイラ等の給水に利用する事で、一般的な電動オイルフリー式コンプレッサと比較しCO2を60%削減できます。
一般的な工場で消費される電力の2~3割はエアコンプレッサとも言われておりますので、エアコンプレッサの熱回収により、お客様の省エネ・CO2削減に貢献します。
▲熱回収式電動エアコンプレッサ「VA-210SF」
は三浦工業(株)の登録商標です。
▲設置フロー例
主な特長
1.高効率15kWオイルフリー式コンプレッサ
独自開発の水潤滑スクロール圧縮方式を採用し、一般的なオイルフリー式スクロールを上回る高効率を達成しました。
2.圧縮機+熱回収機能をワンパッケージにして小スペース化
熱回収機構も含めたオールインワンパッケージになっており、一般的なエアコンプレッサと同様の設置面積で据付可能です。
3.圧縮空気と高温水(最高60℃)を同時に供給可能
コンプレッサ稼動時に最大60℃の高温水を供給することができます。温水用途に使いやすい高温水が得られることで、蒸気・熱エネルギー設備の省エネ・CO2削減に有効活用できます。
4.高温水を利用しないタイミングは、空冷式へ切り替えることで圧縮機の継続運転が可能
温水が不要なときは、自動的に熱回収運転を停止し、空冷熱交換器による冷却へ切り替わります。温水利用のタイミングに制限されることなく、エアコンプレッサとして使用できます。
▲製品内部フロー[特許6741196]
<VA-210SFの削減効果一例>
削減効果 | ||
ランニングコスト | 70%削減 | 1,605千円/年削減 |
CO2 | 60%削減 | 40t/年 削減 |
(注)年間6,000時間運転時の場合 , 熱回収をしない電動エアコンプレッサとの比較です。
燃料単価:100[¥/m3N] , 電力単価:16[¥/kWh] , CO2排出係数:0.185[kg-CO2/kWh]としています。
ユーザにより使用条件が異なるため、参考数値としてください。
仕様
型式 | VA-210SF | 単位 |
吐出空気量 | 2.1 | m3/min |
吐出空気圧力 | 0.5~0.8 | MPa |
圧縮機軸動力 | 11.7~13.9 | kW |
圧縮熱回収量 | 14 | kW |
外形寸法 | 1,250×850×1,650 | mm |
質量 | 570 | kg |
以上
▼お問い合わせ先
三浦工業株式会社 ブランド企画室
TEL:089-979-7019 / FAX:089-979-7126
Mail:info_miuraz@miuraz.co.jp