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ガス焚き小型貫流蒸気ボイラSQをモデルチェンジ SQ-CS型を新発売

2024/12/04

ニュースリリース

産業用ボイラメーカーの三浦工業株式会社(東京本社:東京都港区、代表取締役:米田剛)は、ガス焚き小型貫流蒸気ボイラSQ-AS型をモデルチェンジし、「ガス焚き小型貫流蒸気ボイラSQ-CS型」(相当蒸発量:2,000kg/h2,500kg/h3,000kg/h)として20253月より順次発売します。

SQ-AS型は、高効率・低NOx・省スペースなガス焚き小型貫流蒸気ボイラで、2010年の発売開始以降、産業用熱源として数多くのお客様にご愛顧いただいております。今回のモデルチェンジではこれまでのSQの特長はそのままに、更なる省エネ・環境負荷低減にこだわりました。

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ガス焚き小型貫流蒸気ボイラ SQ-2000CS

 

特長

1O2センサ標準搭載

排ガスO2濃度を常時計測し、排ガスO2濃度が一定となるよう制御することで、より細かな燃焼調整が可能となります。従来機と比較すると排ガスO2ズレによる排ガス損失を低減することができ、ボイラ効率向上につながります。(排ガスO2=1.0%のズレによる排ガス損失が約6%低減し、ボイラ効率が0.1%向上します。)

2)新制御「O2トリミング制御」搭載 (特許取得技術)

従来の送風機インバータによる空気比一定制御とは異なり、O2センサによって燃焼中排ガスを常時監視し、ガス流量制御弁へのフィードバック制御をすることで、ガス流量を調整し排ガスO2を一定に制御します。空気量はそのままに、ガス流量のみを制御・調整するため、熱量の変動する燃料や組成の異なる燃料(e-methane(イーメタン)等)であっても、燃焼調整することなくボイラへの入熱を一定に保ち、良好な燃焼状態を維持することが可能です。これにより、排ガス損失低減によるボイラ効率の向上、CO2排出量の削減効果につながります。

3)エコノマイザを改良し、ボイラ効率99%を標準化

エコノマイザの構造を改良することで、燃焼ガスからの熱回収量が向上し、従来機よりも1%高い、ボイラ効率99%を達成しました。

これらの新機能に加え、SQ型の特長である連続パイロット制御による高速負荷追従性能、大型予混合バーナとノンファーネス缶体の組み合わせによる業界最高レベル2の低NOx性能(25ppm以下1)により、更なる省エネ・環境負荷低減となり、2050年カーボンニュートラルの実現に貢献します。

※1排ガスO₂定格(O₂ = 0%換算)、100%燃焼、13Aの実測値
※2自社調べ

主な仕様

要目

単位

SQ-2000CS

SQ-2500CS

SQ-3000CS

ボイラ種類

-

小型ボイラ(多管式貫流ボイラ)

検査規格

-

小型ボイラー構造規格

取扱者資格

-

事業主による「特別教育」受講者以上

相当蒸発量

kg/h

2,000

2,500

3,000

使用圧力範囲

MPa

0.49~0.88

ターンダウン比

-

1:5

ボイラ効率

99

燃料

-

13A/LPG

燃焼制御方式

-

高速多位置制御

連続パイロット制御

給水温度

-

常温給水可能

排ガスNOx濃度

ppm

25以下(O2=0%換算)

発売時期

機種名

発売時期

SQ-2000CS/2500CS

2025年3

SQ-3000CS

2025年10月(予定)


以 上

お問い合わせ先

三浦工業株式会社 ブランド企画室
TEL089-979-7019 FAX089-979-7126
Mail: info_miuraz@miuraz.co.jp

20241204_ニュースリリース_SQ-CS型新発売.pdf

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