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機械遺産にミウラの小型貫流ボイラZP型が認定 〜日本の産業を支える裏方として成長〜

2015/08/07

お知らせ

ミウラの小型貫流ボイラZP型が日本機械学会2015年度の「機械遺産」※1として認定されました。2015年8月7日の「機械の日」に、トヨタ産業技術記念館(愛知県名古屋市)で認定式が行われました。
機械遺産とは、日本機械学会が2007年から毎年選定している、日本の技術や産業の発展に貢献した歴史的な意義を持つ機械技術に対して与えられるものです。

1959年(昭和34年)の労働安全衛生法などの法令改正により運転圧力が10気圧以下かつ伝熱面積が10m2以下の小型貫流ボイラは無免許で使えるようになり、それを受けるかたちで同年にZP型をミウラが独自開発しました。
ZP型は、設計から全てがチャレンジの連続であり、ミウラのモノづくりへのこだわりの象徴です。
ZP型のボイラ構造は多数の水管と菅寄からなる多管式と呼ばれる構造を持ち、現在の貫流ボイラはそのほとんどが多管式となっています。
効率がよく運転が容易で値ごろなZP型は、多くの商店や中小企業の熱源として活躍しました。ZP型発売から半世紀以上、ミウラをはじめとする貫流ボイラは日本の発展を支える裏方として貢献してまいりました。現在では発電事業等の大容量タイプを除いた産業ボイラ市場の約70%が貫流ボイラで占められ、日本の産業に無くてはならない存在に成長しています。また、その高い省エネルギーと環境性能が世界でも認められ、その活躍の場がますます広がっています。

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ZP販売当時の懐かしいカタログをご覧ください![PDF:684KB]

※1.機械遺産
日本機械学会は2007年6月に創立110周年を迎えました。その記念事業の一環として、歴史に残る機械技術関連遺産を大切に保存し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的に、日本国内の機械技術面で歴史的意義のある「機械遺産」(Mechanical Engineering Heritage)を認定することにいたしました。
(出展:一般社団法人日本機械学会HPより)

認定式の様子

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